○小林證人 それは個人折衝をすると、私一人のところへ税務署から來て調べられて、小林のところは十五万円じや安かつた、もう少し高くしろと言われると、ほかの人が困るという——私ども別に決して困るということはないのだけれども、組合としては、役員の方は何でも團体折衝が一番だということで、團体折衝するから、個人ではやらないようにという話がありましたから、私はそのままにしていたのです。
なおお示しの点の中の團体折衝の点につきましては、いろいろと御意見を伺い、御協力を願うということは、まことにこちらでお願いをいたしたいと思うところでございますけれども、税金は税法に從つてとるものでございますので、團体折衝という言葉に今そのまま現われるようなことは、ちよつととることがむずかしいのではないかと存じます。
昨年分はわかりませんけれども、一昨年の二十二年度の分は、團体折衝を受けないと言つてはつきり断わられました。
○徳田委員 それならば團体折衝している……。
私のやつている一昨年当時は、團体折衝は受けないということになつておりました。昨年の分は團体折衝を受けたらしいのですが、一昨年は團体折衝は受けないと言つて断られました。
團体折衝というものは下に非常につらいものであつて、上には軽いもので、そして費用は同じようにとられる。ここに惡いことがあるのではないかというような、要約すれば答えでありました。
ただその課税につきましては、組合にあまり責任を持たせますと弊害がございますので、前々から申しておりますように、いわゆるほんとうの意味の團体折衝と申しますか、團体に責任をつけるような考え方は原則としていたさない。意見はよく聞きまして、責任は政府がとりまして決定する、かようなことにしておるわけであります。